網タイプは、何が得意なのでしょうか?
この人たちの得意は、先に用意しておくことです。困ってから動くのではなく、困りそうなところに先に手を回しておきます。問い合わせが増えそうだと思ったら、増える前に答えの一覧を作っておく。そういう動き方をします。
しかも、広げながら形をそろえられます。数だけ集めて後で困る、ということになりにくい。集めたものが最初から同じ形でそろっているので、次の人がそのまま使えます。
そのかわり、成果が出るまでに時間がかかります。張った網に何かが掛かるのは、張ってから何日も経ってからです。ここを分かってくれる場所かどうかが、働きやすさを大きく左右します。
日々の仕事でいうと、同じ質問に何度も答えている場面が合図です。そこに気づいて、答えをまとめておける人は多くありません。3回目に同じことを聞かれたら一覧を作る、というくせがあるなら、この型に近いはずです。
どんな仕事のしかたと合いますか?
日々の用事を片づける係より、次のようなしくみを持たせてもらうほうが合います。一度作れば効き続けるもの、と考えてください。
| まかされるもの | この人の作り方 | あとから効くこと |
|---|
| 問い合わせ対応 | よくある質問を先に並べる | 同じ説明を何度もしなくて済む |
| 人を集める | 声をかける先を広げて記録する | 次の年も同じ手が使える |
| 見落とし防止 | 確かめる項目を一覧にする | 抜けが起きにくくなる |
| 引き継ぎの準備 | 置き場所と名前をそろえる | 誰が来ても迷わない |
一方で、その場ですぐ決めることを求められ続ける仕事だと、力を出しきれません。張る時間がないからです。急ぎの用事に追われる日が続いたら、週に半日でも、しくみを作る時間を先に取っておきましょう。
うまくいかなくなるのは、どんなときですか?
成果を今すぐ数字で出せ、と言われるときです。網は、張った日には何も掛かりません。効いてくるのは3か月ほど先なので、その月の数字だけで見られると、手が止まっているように映ります。
手は一つあります。張った量を数えて見せることです。「今月は問い合わせの答えを12件ぶん書きました」と出しておけば、掛かるまでの時間も仕事として数えてもらえます。
もう一つ、広げすぎて自分が回らなくなることがあります。網は張るほど重くなります。手放してよいものを、年に一度は決めておきましょう。
やめるときも、広げたときと同じように形をそろえておくと、次に使う人が助かります。やめた理由を一行だけ書き添えておくと、あとから同じことを繰り返さずに済みます。
- ・3か月先の話をしても、変な顔をされない場所か
- ・作った仕組みを、自分のものとして続けさせてもらえるか
- ・やった量が、数字でなくても伝えられる相手がいるか
- ・急ぎの用事だけで1日が終わっていないか
働く場所を決める前に、聞いておくことはありますか?
「前の人が作ったしくみで、今も使っているものはありますか」と聞いてみてください。いくつも出てくるなら、作ったものが残る場所です。何も出てこないなら、作っても使われずに消える場所かもしれません。
最後に一つ。この人たちは、頼まれなくても先回りして用意してしまいます。それが当たり前になると、ありがたさがうすれます。やったことは、小さくてもその都度どこかに書いて残しておきましょう。
網タイプに合わない働き方もありますか?
合う・合わないというより、出番の多い場所と少ない場所があります。毎日その場で決め続ける仕事だと、先に張る時間が取れないぶん、持っているものを出しにくくなります。
成果が遅いと言われます。どう答えればいいですか?
掛かった数だけでなく、張った量も一緒に出してください。準備した件数を並べると、進んでいることが相手にも見えます。
広げすぎて手が回りません。
増やすのと同じ回数だけ、やめるものを決める日を作ってください。年に一度でも構いません。畳むところまでが仕組みづくりです。
自分の型は、どこで分かりますか?
診断は25問、1分ほどで終わります。32種類のうち近いものが1つ出て、5つの軸のどちらへ寄ったかも無料で読めます。