扇タイプが強いのは、どういうときですか?
この人たちが得意なのは、その場の空気を読んで、風を送ることです。みんなが黙ってしまった会議で、最初に軽い一言を出せる人がいます。その一言があるだけで、そのあとの30分がまるで変わります。
空気を読むのが上手な人は多いですが、読んだうえで動かせる人は多くありません。このタイプは、読むところで止まらず、次の一手を出します。だから、ぴりぴりした場や、話が止まった場でこそ力が出ます。
たとえば、初めて会う人どうしの打ち合わせ。最初の5分で、天気の話でも何でもいいので一言あるかどうかで、そのあとの話しやすさが変わります。それを自然にできる人は、思っているより少ないです。
もう一つの強みは、終わらせ方です。盛り上がっているうちに切り上げるのは、難しいことです。このタイプは、そこで引くのが上手です。長く続けるほどよい、とは考えないので、あと味のよい終わり方を選べます。
まかされるとよいのは、どんな役割でしょうか?
探すときは、肩書きではなく、まわりとの関わり方で見てください。人と人のあいだに立つ用事が多いほど、このタイプは生き生きします。
| どんなとき | この人がすること | 場が変わるところ |
|---|
| 空気が重い | 先に軽い一言を出す | みんなが話し出せる |
| 意見がぶつかった | どちらの気持ちも言葉にする | 話が人の争いにならない |
| 長引いている | 切り上げる合図を出す | 次の予定が守られる |
| 終わったあと | お礼と後始末をする | 次も声をかけてもらえる |
逆に、人と会わずに一人で進める仕事だと、風を送る相手がいません。力がないのではなく、使う場面が来ないだけです。そういうときは、週に一度でも人と話す日を自分で作ると、調子が戻ります。
つらくなりやすいのは、どんなときでしょうか?
気持ちで決めるほうなので、数字だけで決められてしまう場面は苦しくなります。「でも、あの人が納得していません」と思っても、それを言う場がないと、決まったあとも引っかかったままになります。
言い方を一つ覚えておくと楽になります。「進めるのは賛成です。ただ、伝え方だけ相談させてください」。決めたことに反対しているのではない、と先に伝えると、気持ちの話をしても場が止まりません。
もう一つ、やめどきが上手なぶん、自分の手柄を残しそこねることがあります。場を終わらせた人は、たいてい目立ちません。何をしたかは、終わったあとに一行でよいので書いて残しておきましょう。
- ・人と話す時間が、仕事のうちに数えられているか
- ・気持ちの話を出してもよい雰囲気があるか
- ・終わらせ方を自分で決められるか
- ・やったことが、あとから分かる形で残るか
働く場所を選ぶとき、どこを見ればいいですか?
会社の人と話すときに、「もめたとき、どうやっておさめていますか」と聞いてみてください。答えが出てこない職場だと、このタイプの力は仕事として数えてもらえません。逆に、具体的な話が出てくるなら、居場所があります。
最後に一つだけ。空気を軽くするのは、気をつかうことでもあります。毎日それをしていると、家に帰ったときに何も話したくなくなります。軽くする日と、しない日を、自分で分けてよいのです。
扇タイプに向いていない仕事はありますか?
できる・できないの話ではなく、力を使う場面が多いか少ないかの違いです。一人で黙々と進める仕事だと出番が減りますが、それは仕事のつくりの問題です。
気持ちで決めるのは、よくないことですか?
よい・悪いではありません。人がどう感じるかを先に見ているだけです。決めたあとに人がついてきやすいのは、この決め方の強みです。
空気を読むのに疲れます。どうすればよいですか?
読むのをやめるより、読んだことを言葉にして外へ出すほうが軽くなります。抱えたままにすると、疲れだけが残ります。
このタイプかどうかは、どうすれば分かりますか?
診断は25問です。答えると32種類の中から近いものが1つ出ます。どの軸がどちらへ寄ったのか、その内訳も無料で見られます。